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核軍縮の視点からいえば、最善の策は核兵器のいっせい廃絶でしょう。しかし、現在の状況で核保有国がいますぐ同時に廃絶することを合意する見通しはない。いずれかの核大国が一方的に核を放棄すればパワーバランスが崩れ、逆に核使用リスクが高まるジレンマもあります。それは「核兵器は二度と使われてはならない」という被爆地の願いに反する方向です。
ということは、核保有国がいっせいに核兵器を廃絶するまでは、核抑止を効かせるしかない。ただし核抑止を効かせれば核使用リスクはないのかというと、そうはいえません。ロシアがそうであるように、核保有国が常に合理的に行動するとは限らないからです。理解の誤り、判断の間違い、思いがけない事故など、核抑止が破綻する事態は常にあり得る。核抑止が核使用リスクを高めているという言説も、必ずしも間違いではないのです。
https://www.asahi.com/articles/ASR885GFWR88UPQJ00J.html
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