言語は変遷するから、
元々の使い方=現在の正解
ではないのが面白い。
新聞などで見かける「助長」という言葉も、
元々は愚かな農夫が苗が早く伸びるようにと、
苗を少しずつ引っ張ったせいで全て枯れたという例え話から、
「余計な手助けをして台無しにすること」だとか、
「無駄な苦労」を指す言葉として使われていたのが、
今では文字通り「成長を助ける」という意味で使われている。
「シュレディンガーの猫」も今や量子力学の説明に用いられているが、
元々は量子力学に批判的な学者が、
「そんなことはありえないでしょ?」
という例えで出した話だったとも聞く。
必ずしも原義=正解ではないけれど、
それでも元々使っていた意味と違う用例であったり、
数年で意味合いが変わってしまうとなかなか馴染めない。
カットアンドトライって表現があるのか、なるほど~!
カットアンドトライはブラッシュアップみたいな感じもあるし、
便利な表現だなぁ。
全然関係ないけどふと思い出したのを。
中抜き
【現在】下請けを介することによる中間搾取
【元々】卸売業などを介さない直販スタイルの商法
これ最初から中間搾取の意味しか知らなかったので、
むしろ元々は逆の意味だったと知ってびっくり。
見切れる
【現在】写真などで顔や体が部分的に映ってしまうこと
【元々】裏方など、映ってはいけないものが映ること
これもかなり意味合いが変わっている。
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