
基本は等価交換になるはずだが
物々交換で等価交換を実現するなんてほぼ無理
特に日用品や食料のような
皆が必要なのに原料の供給次第で価値が大きく変わってしまうもの
例えば昨日はウサギの肉とネズミ5匹の肉が交換できたとして
同じ人が今日はシカを獲ってきたとする
それはネズミ5匹で交換成立するわけがないし
かといってネズミを何十匹も急に獲ってくるのは無理
じゃあ果物のリンゴを代わりに持ってくるとして
シカの価値はネズミ5匹+リンゴ何個になるのか
おそらく数百個はないと見合わない
そんな事をしていたら
良いものが手に入ったときに何とも交換できなくなる
交換相手が見合うものを用意できないからだ
そうすると「次に交換するときはこれを追加で持ってくる」みたいな約束をして
差分を埋めることになるかもしれない
でもそれって手形になってしまうから
物々交換ではなくなってる
貨幣のない貨幣経済みたいなもんだ
だから世界の人類の歴史で
純粋に物々交換で社会が成り立っていた瞬間なんてないんじゃないかな
>>2
フェリックス・マーティンの著書『21世紀の貨幣論』かな。
おカネの起源は「物々交換」から生まれたと広く言われていますが、「その説には重大な欠陥がある」と経済思想史を専門とする中山智香子・東京外国語大学大学院教授は指摘します。
※本稿は中山氏の著書『NHK出版 学びのきほん 大人のためのお金学』を一部抜粋・編集したものです。
https://toyokeizai.net/articles/-/689383
>>6の言うように交換が発生するのは別の集団と接触した時だろうから、
集団(群)内で収獲と消費が帰結しているうちは、
恐らく何らかの序列に従って分配してたんだと思う。
ライオンでもサルでも集団内に序列があるのは明らか。
その後様々な方面に人類が広がって行くにつれ、
シカが獲れる地域の集団、イノシシが獲れる地域の集団…
という風に地域ごとの特性が生じて、
そこで初めて交換という概念に共通価値、等価交換の必要性が生じ、
通貨や貨幣に当たるものが発明されたんだと思う。
よく共産主義で言われる原始共産制に関しても、
研究の結果そのようなものはなかったとする意見もある。
これは集団の成立と同時に序列が発生して、
取り分が公平であったというのは仮説に過ぎないという見解による。
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