さて、素人童貞卒業の話に戻ります。

レイコは挨拶の菓子折りを貰ったこともあって、気軽に銭湯の場所を教えてくれました。
「自分もちょうど行こうと思ってたので、良かったらこれから案内しますよ」
そんなわけで、ふたり揃って銭湯に行き、帰りの時間を決めて待ち合わせることに。

帰り道、洗い髪のレイコは化粧を落としたせいか、年齢よりちょっと若く見えました。
しかし、年相応の色気があって、トレーナーの胸ははち切れんばかりに盛り上がっています。
ひと気のない電柱の側で、私はオスの本能で（というか大した考えもなく）、彼女にキスしていました。
彼女は驚いて咄嗟に身動きできず（と後で本人が言ってました）、「うっ」と呻き声を出したあと、されるままになっていました。