設定がスッと頭に入ってこんなぁ。
ディティール抜きに「そういう世界なんや」ってことを読者に理解させるための描写がなんか欲しい。その世界には主人公とは違う宗教の人間も存在するんやろ？じゃあなんでその宗教が流行ってるのか、ってのがないとわからんけど、それはたぶん描き辛いからいっそ宗教って設定はなしにして「そういうものと信じている人の国」にすればええんちゃうかな。SF作家はそこら辺をうまくやっとるね。
ってのは「宗教にハマることで」ってあるけど、主人公は意図的にその宗教を選択したわけやな。この設定があるとあくまでカルトなのかなというイメージが付きまとう。ならいっそそもそもそれが一般常識って世界設定にした方が、読者にはスッと入ると思う。
そこから「自分の脳内で描かれている父親」とは違う人物が「父親」だと名乗り出ること自体が「（世間的にも）おかしなことである」っちゅう展開にすれば色々乗せやすいと思うで。そこから「神は人間を守る為に架空の都合の良い過去を創るのでは？と疑念を持つ」ことになっても辻褄は合う気がするやで。
あくまで偏執狂なのが主人公の側である、という話にするならカルト（様々な宗教のうちの一つ）設定でええと思うけども。