
>>7
20年以上前だと思う。カメラ雑誌なんかが結構出版されていた時代。
あの手の雑誌に投稿して、コンスタントに入賞するような人って、技術的には
プロレベルで「今月は〇〇さんが入選してた」とかって感じで、そこそこ有名
になったりしてた。
で、その有名になった人が撮影会を主催したり、写真教室を開いたりする事がある。
最初は緩いサークル的なノリで、費用もほぼ実費を参加者で均等割りする
くらいの感じなんだけど、人数が増えてくると、それなりに手間がかかってくるのも
あって利益が出るくらいの参加費を取るようになる。
それでも、モデルを呼んで、公園なんかの利用許可を取ったり、屋内だったら
スタジオを借りたりだから、参加する人は納得して参加してた。
ただ規模が大きくなると、それを面白くなく思う人が出てくるのは世の常で
「あいつより俺の方が上手いのに」なんて思っている人が撮影会に参加したり
する事がある。
特に同じ雑誌で、ライバル関係になっているような人。
撮影会にもよるみたいだけど、当日撮影会場に集合して費用の支払いは現金
なんて撮影会だと、当日に初めて参加者が判るからそんな事態が発生する。
それでも、普通に参加してくれてれば良いんだけど
「〇〇先生は、ここだとどんな感じに撮りますか」とか聞いておいて
「こう撮るのが良いんじゃない」なんて答えると
「いや、自分はこう撮った方が良いと思いますけどね」とか言って、
別なアングルから撮ったりする。
それを何度も繰り返すもんだから、撮影会自体は険悪な雰囲気で進行される。
撮影会終了後に、各自の作品の品評会みたいな時間を取ることが多いんだけど、
そこで先生と挑戦者が、お互いの作品の揚げ足を取り合う地獄のような時間を
過ごすわけだ。
これが風景写真なんかだと、こっちも良いですけど、そちらも良いですねみたいに
何とか丸く収めようとするんだけど、モデルがいるポートレート撮影会
みたいなのが厄介。
特にモデルが素人、知り合いの伝手を頼って呼んだコスプレ好きの可愛めの女子
みたいな子がモデルだと、最後の品評会も同席してる事がままある。
揉めている先生と挑戦者は、モデルにどっちの作品が良いか聞く訳だ。
相手は十代の女子だったりするから、揉めている空気だと判ってても
「正直に言ってくれて良いから」なんて言われると、正直に答えちゃう訳。
「先生より、挑戦者さんの作品の方が好きです~」なんて具合に。
先生は無言になるし、挑戦者は調子に乗って「どんな所が良いの」とか聞いてて、
周りが辛い。
コメントを投稿する
画像のアップローダーはImgurなどが比較的おすすめです。
・リロードボタンを押すとコメント欄に入力中の文字も更新されて消えます。書き直しにならないよう注意してください。
・トリップ機能に対応しています。トリップ機能を使用する場合は、名前の後に半角の#を入力して任意の文字列を記入してください。