
HSPと一緒にしてしまうと語弊があるように思う。
アダルトチルドレンは社会問題の側面があり、
定義もきちんとあるのに対し、
HSPは主観的な部分で自認しているケースが多く、
定義が非常に曖昧で原因も個別に違う。
確かに昨今精神領域に関わる用語は急増しているが、
それだけ研究が進み、分類が明確になっているとも言える。
特に日本では「甘え」の一言で済まされてきた諸問題が、
ようやく精神医学の発達と認識の一般化で、
社会的、一般的な問題として捉えられ始めた段階にある。
当然ながらそうした段階ではあれもこれもと、
定義の曖昧な用語がさも学術用語のように出回ったり、
それを利用して不適切な診断をして報酬を得る手合いも増える。
しかしHSPのように性格特質、個性といった内的要因によるものと、
主因が外的要因にあるアダルトチルドレンの問題を同じく一括りにするのは、
大きな誤解を生みかねないと思う。
知らなかったので調べてみた結果。
アダルトチルドレンの中でも特に苛烈な虐待、
場合によっては殺人現場の目撃など、
強烈なトラウマを持っているとされるのがアダルトサバイバー。
この場合のサバイバーは「生存者」という意味合いが強いと思う。
サバイバーズギルト(survivor's guilt)
→事件や事故、被災を生き延びた人が強い罪悪感を背負うこと
のような場合のサバイバー。
フラッシュバックなどが日常的に起こり、
破壊衝動に駆られたり、萎縮してしまったり、
そうした状況を抱えながら生き延びていることを指すと思う。
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