
碓氷は碓(うす)と氷(ひ)が合わさって音便した感じだね。
氷室とかの時の「ひ」。
ウスヒがウスイになってて意外と訓読みだったりする。
まぁ初見ではまず読めない。
勿来(なこそ)なんかはどうだろう。
古語で「〇〇してはいけない」を「な〇〇そ」と言ったのが、
そのまま地名として残っていたりする。
つまり「な来そ(来てはいけない)」から「なこそ」。
それを漢文的に書くと「勿来」になる。
「勿」は「な」で変換できないし「来」も「こそ」では出ない。
固有名詞は特にこういうの多いよね。
完全に覚えゲーと化してる。
気になったので調べてみたんだけど、
常盤は常(とこ)と盤(いわ)または磐(いわ)が合わさって、
「とこいわ」が転訛したものらしい。
常(とこ)は「常しえ」「常世の国」なんかの時の「とこ」。
一方、常陸に関しては元々「直道(ひたみち)」と呼ばれていたのが、
「ひたち」になったとのことなんだけど、
なぜ「常陸」という字が宛てられているかは不明だそうな。
直を「ひた」と読むのは「直垂(ひたたれ)」などに残る古い読み。
広大な平野部でまっすぐな道がどこまでも続いていることらしい。
常陸はその連想で「まっすぐな道がどこまでも続く」ので、
「水運を利用せずに移動できる」から「常に陸を通る国」となって、
「常陸国(ひたちのくに)」と字を宛てた、なんて説も。
面白いもんだなぁ。
関東人の自分は放出に初めて行った時は驚いた。
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