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タイで性転換する友達に付き添った結果w

2021年12月18日
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111. 名無しのおっちゃん#geaRHa8oyQ26w

2021年12月24日 00時14分 ID:8cf209122d (1/5) ID抽出 返信

夜までは自由時間になったので、病室で荷物を整理した後、セントラルプラザとやらに行ってみようということになった。

病院からは歩けそうな距離だったので行きは歩いて行ったんだけど、歩道があったりなかったりなのと車の通りが激しくて怖かったので、病院への帰り道はGrabで車を呼んだ。

セントラルプラザ自体は普通の大きめなショッピングモールっていう感じで、娯楽の少ないチョンブリの田舎町では貴重な存在に思えた。スマホ関連のショップが多かったかな? AIS (タイの通信キャリア) のお店がなぜか複数あった気がする。

館内をプラプラと見て回り、Aさんは化粧品が日本よりも高いとか言っていた。

遅めのランチを食べることになり、当方が海外旅行先で現地ならではの謎な日本食を食べるのが好きだ、という主張をしたところ、タイならではの日本食を食べようということになり、目についた日本食屋に入店。しかし喰っている途中でその店が やよい軒だということに気づき、Aさんは怒りながらも「オペ前の最後の晩餐がやよい軒になるとはw 」と爆笑していた。

112. 名無しのおっちゃん#geaRHa8oyQ26w

2021年12月24日 00時32分 ID:8cf209122d (2/5) ID抽出 返信

夕方に病院へ戻り、病院内のスタバでお茶をしたあとにAさんは病室へ。
当方はなにをしていたのかはっきり思い出せないんだけど、病院の周りをプラプラ散策していた気がする。
やよい軒を喰ったばっかりなのに病院で晩ご飯が出されたらしく、「喰えねえw 」とかLINEが来た。

夜になり病室でAさんと談笑。
8:00PMを少し過ぎたくらいに、病院のナースがAさんに浣腸をしに来た。

手術のためもあるが、歩行訓練ができる術後5日目まではトイレに行けないので、腸内を空にする必要があるのだ。
(それまでにどうしてもウンコをしたくなったらベッドの上でおまるを使ってするんである。ちなみにオシッコは尿道にカテーテルを刺して対応するんである)

めちゃくちゃ余談だけど、ガモンとかで腸を膣にする術式でオペを受ける場合、浣腸と下剤のコンボになるんだけど、その下剤がこの世のものとは思えないくらい不味いらしい。
スポーンでは浣腸だけである。

113. 名無しのおっちゃん#geaRHa8oyQ26w

2021年12月24日 00時46分 ID:8cf209122d (3/5) ID抽出 返信

まだ渡航2日目ということもありデリカシーが残っていたので、Aさんが音や匂いを気にしなくていいように、「がんばれ」とだけ伝えて当方はロビーで待つことに。

浣腸があることはもちろん渡航前から把握していた。
当方としてはタイ滞在中に経験する笑えるイベントと捉えていたのに、
いざ目の当たりにすると「Aさんが長年、待ち望んでいた手術に向けて遂に闘いを始めたんだ」みたいな謎の思いが湧き上がってきて、ロビーに降りるエレベーターの中で、タイに着いてから初めての落涙を喫したのであった。

浣腸は便に色がつかなくなるまで繰り返し行われるんだけど、
確認のために、流す前にナースに便を見てもらうという恥辱もあったりするのだ。

「まだ終わらない〜 」「10回超えた」みたいなAさんからの進捗報告のLINEを、当方がロビーで泣きながら読んでいたことはきっとAさんも知らないであろう。

114. 名無しのおっちゃん#geaRHa8oyQ26w

2021年12月24日 01時07分 ID:8cf209122d (4/5) ID抽出 返信

浣腸後、翌朝の手術に備えてAさんはナースから渡された薬を飲み (安定剤とかだったと思う) 、24時からは水も含めて一切の飲食が禁じられた。

当方はGrabで自分のホテルに戻り就寝。

そして翌朝、5:30AMごろに病院へ向かった。
そのときのことを思い返すと、「手術に向けて6:00AMから準備が始まるけど、もし渋滞とかで間に合わなかったらどうしよう」とか考えながら車から眺めていた朝日の色を当方はなぜか思い出すんである。

つづく

115. 名無しのおっちゃん#geaRHa8oyQ26w

2021年12月24日 23時57分 ID:8cf209122d (5/5) ID抽出 返信

予定が1日早まり、2019年10月8日の朝、いよいよAさんの性別適合手術の日、朝6時前にはAさんの病室の前にたどり着いた。

病室の前には 'Operation Today' と書かれた札がかかっていて、「あー、今日、本当に手術しちゃうんだー」と思った。
https://imgur.com/a/N7GMGHl

部屋が暗かったのでAさんはまだ寝ているだろうと思い、部屋の前で待機。

予定どおり6時をやや過ぎたくらいに手術の準備のためナースがやって来たので、当方も一緒に入室。

Aさんはなにやら薬を飲まされ、前の晩に飲まされた薬とのコンボでめちゃめちゃ眠そうだった。会話はできたけど終始、ポワーンとした雰囲気で、怖がっている様子は全くなかった。

後で聞いた話だが、この日の朝にしたことや当方と話したことはAさんはまったく覚えていないらしい。全身麻酔は遡って記憶がなくなることがあると聞いたことはあったが、まさにそれだと思った。

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