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おれが読んだ本の感想を淡々と流すスレ

2023年10月08日
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1. おれ

2023年10月08日 10時52分 ID:c660c51d85 (1/4) ID抽出 返信

『大人のいじめ』
著者 坂倉昇平
講談社現代新書

職場のいじめに関しての実態を記し、それには日本の会社の構造的な問題があるのではないかと究明した本です

最近の労働相談で多いのが職場のいじめに関するものでそれは年々増え続けているらしく、加害者も先輩や上司だけではなく同僚である事例も多く確認されており
社会問題になっているそうだ
職場いじめは大きく三つの特徴があり
一つ目は長時間労働が温床になっている可能性が高いこと
二つ目は職場全体が加害者となること
三つ目は会社自体がいじめが発生してもそれを放置していることであり
このことを受けて日本の会社が構造的にいじめが起きやすくなっていることを指摘している
「特にいじめの加害者に注目すると、もともと人格に問題を抱えていた人物が加害者になるというより、同僚をいじめる加害者の役割が連鎖していたことが象徴的」という文はいじめという問題の根本が見えてくると感じる
「経営の論理 市場の論理に適合的でない」労働者は、平等に扱わなくても、人権を認めなくても良い、差別の新しいカテゴリーとされつつあるのではないかという文にも鋭い洞見を感じた

2. おれ

2023年10月08日 10時52分 ID:c660c51d85 (2/4) ID抽出 返信

適当にゆるくやっていくので、適当に見てもらえたら

4. おれ

2023年10月08日 19時25分 ID:c660c51d85 (3/4) ID抽出 返信

『事故現場清掃人が行く』高江洲敦著 幻冬舎アウトロー文庫

いわゆる特殊清掃に関するノンフィクション作品です
特殊清掃とは簡単に言うと死んだあとの処理をする仕事であり、匂いをとったり、虫がわくこともあるのでそれを除去したりします
この著者の高江洲さんもそのような現場で働いてきており、元々は料理人のようだったので最初は匂いに耐えられなかったと書いてます
そのような現場の体験が記されているのですが、私が面白いと感じたのは孤独死に関する考察の部分です
本当の孤独死というのものは関係がなくなってしまっている、つまり死んだあとも誰もその人の死を偲ばない
それが本当の孤独死であると著者は言っています
私は個人的に孤独死は孤立死ではないこともあるという風に読み取りました
昨今自殺や孤独死が増えていくなかこの業種の需要は上がるでしょう
一度読んでみても良いかもしれません

5. おれ

2023年10月08日 19時28分 ID:c660c51d85 (4/4) ID抽出 返信

『ウェブニュース一億総バカ時代』
三田ゾーマ著 双葉新書

ウェブニュースがなぜ無料で読めるのか?それは広告のせいである。ということを主軸に書いていて、ウェブニュースの仕組みや基本的知識などが書いてある本
本の最後にステマについて書かれてて、いわゆるパブ記事についての裏側が書いてあるので、今のネット時代で賢い消費者になりたいのであれば買うべき本

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